意外と知らない「お金」の役割

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アイお嬢様

なぜ暗号資産ってお金になるの?

執事くん

お金の役割を知れば分かります

この記事に興味のある人はどんな人?

・お金の役割について疑問に思っている人
・暗号資産がなぜお金となるのか知りたい人
・お金のことが気になる人

この記事を読むとわかること!

・お金の役割がわかる
・暗号資産がなぜお金なのかがわかる
・お金への興味がわいてくる

 「お金の役割って何?」と聞かれてあなたは答えることが出来ますか?

 お金は私たちの日常生活において欠かせない存在です。

 商品やサービスの購入、貯蓄、投資など、さまざまな場面で利用されています。しかし、お金にはそれ以上の重要な役割があります。

 暗号資産は「新しいお金」です。ではなぜ暗号資産がお金になるのでしょうか。

 本記事では、お金の基本的な役割とその歴史的な移り変わり、暗号資産がお金として使える理由について詳しく解説します。

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目次

お金の基本的な役割

 普段私たちが使っているお金。モノを買ったり、サービスに対して支払ったり、お給料として貰ったりしています。

 なぜ私たちは「お金」を使って生活しているのでしょうか。理由として「お金に価値があるから」です。

 お金の基本的な役割を知ることで「お金に価値がある理由」がわかります。

 お金の基本的な役割は3つあります。「保存」「交換」「尺度」です。

 それぞれについて見ていきましょう。

価値の保存のための役割

 お金は価値を保存する役割があり、とても重要な機能の一つです。

 これは、お金が時間を超えてその価値を維持し、将来の取引に使用できることを意味します。貯金や投資が出来るのはこの「価値の保存」がお金にあるためだからです。

 もしも「価値の保存」機能が無かった場合、「銀行に預けているお金に期限がある」という事になってしまいます。期限があるという事は「1ヶ月以内に10万円使わないとその10万円は消えてなくなりますよ」ということです。

 お金に価値を保存する役割があるからこそ、長期間金庫に保管していても価値が変わらなく済みます。

 暗号資産がお金として扱えるのはブロックチェーン技術によって価値が保存されているからです。「保存」の大切さについて理解しましょう。

価値の交換のための役割

 この「お金には交換機能がある」という役割が一番理解しやすいかと思います。

 お金は「物々交換」から始まりました。つまりお金の最も基本的な役割である「価値の交換」は、商品やサービスの交換の手段として機能することです。これにより、物々交換の不便さを解消し、効率的な取引が可能となりました。

 物々交換では「お魚を持っている人」と「お肉を持っている人」がそれぞれの商品を交換することで取引が成立します。しかしここで「お金」という「価値が交換できるもの」を利用することで商品そのものの交換である必要が無くなりました。

 暗号資産でも同じく「価値の交換」が出来ます。交換できるという事は「決済できる」ことと同じです。暗号資産を使って何かのサービスと価値を交換する。暗号資産に決済機能があるため「お金」として使うことが出来るのです。

価値の尺度のための役割

 最後の3つ目の役割が「価値の尺度」です。尺度という言葉は普段あまり使わないので「お金に尺度があるよ」と言われてもピンとくる方は少ないのでは無いのでしょうか。

 お金は商品やサービスの価値を測ることが出来ます。この「価値を測る」ことを「尺度」と言います。これにより、異なる商品の価値を比較し、取引を行う際の基準として使用できます。

 スーパーに行ってパンを買います。そこには色々なパンが売っています。食パン、カレーパン、クロワッサン、チーズトースト…各商品は全て同じ値段ではなく高いものから安いものまであります。

 同じ食パンでも値段が違っている商品があったとします。あなたは何で比べますか?食パンの大きさや厚さ、枚数、材料などを見ると思います。そして総合的に判断して購入することを決断します。

 お金には「値段」という「価値を測るモノサシ」があります。「価値を測る」ことが大きな役割であることが理解できたと思います。

 暗号資産にも「価値の尺度」機能があります。適切であると思われる価値を判断する材料としてその役割を果たしています。

暗号資産とお金の役割は同じ

 お金の基本的な役割について見ていきました。基本的な役割は3つありました。

 そして基本的な3つの役割の全てが暗号資産の役割と同じでした。つまり暗号資産とお金の役割が一緒であるため暗号資産はお金としての価値があるのです。

 暗号資産にお金としての価値があるため、暗号資産は貯金が出来たり、投資目的に利用したり、何かのサービスの決済に使うことが出来ます。

歴史的な観点から見るお金の役割

 お金の歴史を知ることでお金が私たちにどのような影響を与えてきたのかがわかります。

 暗号資産の登場で今後私たちの生活にどのような事が起きるのでしょうか。

物々交換から貨幣時代へ

 お金の始まりは「物々交換」から始まりました。

 貝塚から貝がお金として交換対象になっていたことがわかっています。貝以外にも米を交換対象として利用したり、布など生活に必要な食べ物以外の商品も物々交換の対象として利用されました。

 このような初期の経済活動は物々交換によって行われていました。しかしながら交換の対象となる物品の価値が一致しないことが多く、不便でした。

 そこでこの問題を解決するために、「貨幣」が登場することになります。

 日本最古の貨幣は「富本銭」だと言われています。富本銭は7世紀後半に作られた貨幣であり、ここから「お金=貨幣」という認識が広まりました。

金本位制の時代

 貨幣時代から金本位制に変わります。

 金本位制は、紙幣が金と交換可能であることを保証する制度で、19世紀から20世紀初頭にかけて広く採用されました。この制度は、通貨の価値を安定させ、国際貿易の促進に寄与しました。政府は金を用意し、担保された金の信用を利用することで発行した紙幣に価値があることを示したのです。

 お金の字には「金(きん)」という字が使われます。金(きん)とお金は同じである、という認識はこの時代による影響が大きいです。貨幣に使われていた金を簡略化し、紙のお金を生み出したことで新たな時代が誕生しました。

 しかし金本位制は政府が金を保有している必要があり、次第に経済の変化とともに廃れていきます。「金を持っている」信用から「国」の信用へと考えが変わります。このお金に対する考え方が現在の貨幣システムの基盤となっていきます。

現代の貨幣システム

 現代では、各国政府が発行する法定通貨が使用されています。法定通貨は金などの実物資産に裏付けられていないため、政府の信用がその価値を支えています。

 日本の法定通貨は「円」です。円は明治時代の政府によって決められました。造幣局がつくられ自国でお金を発行し、管理する体制へと変わりました。

 「法定通貨」=「発行した国の信用」としてその価値を生み出しています。つまり円とは「日本と言う国の政府の信用で成り立っている通貨」でもあるわけです。そして現在の貨幣システムはこの信用で成り立っています。

現代社会におけるお金の役割の変化

 最近は「電子マネー」といったキャッシュレスの時代へと変化してきています。これは技術の進歩の影響が大きく、デジタル通貨やキャッシュレス決済が普及してる事から判断できます。これはとても便利で、取引がより迅速になり現金の使用が減少しているのです。

 また、経済が発展していく事である問題が起きています。インフレとデフレです。

 お金の価値は経済状況によって変動します。インフレはお金の価値を減少させ、デフレは価値を増加させます。これらの現象は、経済活動に大きな影響を与えます。

 インフレになるとモノの値段が上がります。モノの値段が上がるとお金の価値が下がります。(沢山お金を使わないといけない=価値が低い)

 デフレになるとモノの値段が下がります。モノの値段が下がるとお金の価値が上がります。(少ないお金でモノが買えるのはお金の価値が高いからです)

 このように現代社会ではお金の役割が常に変化しています。そしてこの変化の流れの中に「暗号資産」が登場したのです。

暗号資産の経済圏

 暗号資産の登場によって「経済圏」の住み分けが大きく変わりました。法定通貨による経済圏と暗号資産などによるデジタル通貨経済圏、更には地域経済圏やポイント経済圏も出てきました。

 法定通貨では無い「独自のお金を使った経済圏」が一気に増えました。独自のお金と言うのは電子マネー、特定の地域のみで使える地域通貨、各企業が発行しているポイントサービスの事を指します。

 この独自のお金を作る事で経済圏をつくり、お客を囲います。囲うことでそこでしか受けられないサービスを提供することで「独自のお金」の価値を上げていきます。

 この考え方は暗号資産の運営と同じ考え方です。発行する団体と支持する人たちによって経済活動を行います。

 インターネットの普及によって世界中の人たちと瞬時に取引が出来るようになりました。暗号資産が生み出されたことで独自の経済圏が数えきれない位増加しました。

 暗号資産を持つことでこの「独自の経済圏」に参加することが出来ます。

 暗号資産の経済圏が今後より拡大し参加者が増えることで暗号資産の投資目的としてその価値が上がります。

 暗号資産の投資には「暗号資産の経済圏に期待している」面があります。経済圏が小さいうちに投資をすれば大きくなった時に「値上がり」と言う「うま味」を味わえるかもしれません。

まとめ

アイお嬢様

お金と同じ役割が暗号資産にあるのね

執事くん

経済圏の広がりに期待大です

 お金は、価値の保存、価値の交換、価値の尺度としての基本的な役割を持ちます。

 お金の歴史を見ることで経済活動の中心的な存在として機能してることが分かりました。

 現代において拡大を見せているデジタル化やキャッシュレス化といった変化に対応しながら、暗号資産の独自の経済圏に期待しています。

 このようにお金の役割を理解することは暗号資産の理解に繋がります。理解を深めることで、暗号資産の投資運用に活用していきましょう。

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